30分一本勝負② 奇跡のP
初心者ブロガーげしです。
二日目にして早速お題を利用する、この根性を許してください。
昨日の夜は台風の影響で風がすごくて、なかなか眠れませんでした。我が家の前には桑畑が広がっているのですが(田舎)、夏に伸びすぎた桑の木たちが風に煽られて右に左にと動いている様にちょっと恐怖を感じながらも、ナウシカの世界を実写化したらあんな風になるのだろうかと深夜の思考回路がそんなことを考えさせました。
うって変わってめちゃくちゃ暑かった今日。昨日の夜寒すぎて厚手のパーカーと冷えとり靴下とで完全防寒したとは思えないほどの暑さ。寒さにようやっと熟れた体には酷なものがありました。
家に帰っても暑い、何か冷たいものが食べたい!と半ば強引に母と近所のカフェへ。そこはジェラートが有名なのです。
たくさん食べたいけれども私も母も少食なもんで、それぞれでダブルを頼もうとすると痛い目を見ます。だからと言ってシングルで味を一つしか楽しめないなんて勿体無い。そこで、私たちはいつもダブルを一つ頼み、味はお互いの好きなものを選ぶという手法を駆使しています。
そのお店ではたくさんの味のジェラートが並んでいました。フランボワーズ、メープル、キャラメル、日本酒、ワイン、他にも色々。ありすぎて決められなくなりそうだったけど、去年の夏から私のジェラートの定番はピスタチオなのです。
母はかぼちゃ、私はピスタチオ。店員さんから受け取ったジェラートカップには深みのある緑と黄色が秋らしいコントラストを描かれていました。
私のPチョイスに不思議そうな反応をしていた母でしたが、いざ食べてみると美味しい美味しいと自分が頼んだかぼちゃ以上にピスタチオを食べていました。
ジェラートにあまり詳しくないので定かではないですが、私の感覚として日本人にとってピスタチオを使ったデザートや料理などはあまり知られてないような…。どちらかというとおつまみのイメージが多い気がします。
ピスタチオのジェラート、私は去年マルタに留学してた時に初めて食べました。初めて食べた時の衝撃ったらない。深みのある香ばしさが口に広がって、甘すぎず、でもさっぱりともしすぎないバランスの良いデザートでした。留学期間中にイタリアのシチリア島へ旅行に行ったのですが、そこではピスタチオが有名だったらしく、ピスタチオパウダーやピスタチオソースなど様々なピスタチオ商品が並んでいました。友人のイタリア人に聞いて作って見たホワイトソースパスタにピスタチオパウダーをかけたものも絶品だった思い出。
今ではおつまみのピスタチオを食べる時だって、ピスタチオの可能性に感謝しながら食べています。決してメインにはならないけど、どんな料理やデザートと組み合わせてもその存在感を消すことなく、むしろお互いの良さをうまく引き出している、それがピスタチオ。奇跡の食材だと思う。本当に。
日本で有名ではないけど実は美味しいもの、まだまだたくさんある気がします。
食べきらないと、勿体無いよなぁ。
10月1日 げし